シニアライフアドバイザー(通称SLA)は、財団法人 シニアルネサンス財団という団体が主催している高齢者のためのアドバイザーのための資格です。
この資格のもとになったのは同財団によって開始された中高年齢者総合生活相談員養成事業です。
この養成講座では中高年世代を迎えた人たちに対し、その世代にありがちな悩みや将来の展望についての話を聞きそこからよりよいセカンドライフをするために必要な方法などをアドバイスするための知識を学んでいきます。
私達は普段「高齢者向けサービス」というと、介護事業のように自立した生活ができなくなった人に対しての支援を思い浮かべてしまいますが、実際のところ介護を必要としていない元気な高齢者の方や、ある程度の介護は必要とするものの、気力や考え方はまだまだ元気であるというような人もよくいます。
そうした人たちが、老後の生活の質をより高めていくためにはどういった方法をとっていくべきかということを、総合的な知識を元に提案していきます。
SLAはシニアルネサンス財団による民間資格であるため、それによって何か独占的な業務ができるというわけではありません。
ですが、同財団が組織する「シニア電話相談室」での相談役になったり、あるいは実際に組織内での情報集活動・広報活動にあたるといった仕事をしていくことができます。
また全国で開催されている「シニア生き生き教室」といったようなセミナーを規格したり運営に参加していくこともできます。
中高年齢者にとってのアドバイスやサービスは多様に存在していますから、そのいずれかに関わりながら新しく仕事を開発していけるというのがこの仕事のやりがいにつながっていきます。
まだまだ世間的な認知度は低めですが、介護の業界で勤務をする人を中心に養成講座を希望する人は増加傾向にあるので、また新しい介護の仕事を探しているという人にとってもおすすめの講座です。
@ 2014 介護のお悩み110番