介護と仕事の両立はできますか?

介護を突然しなければいけなくなった場合、介護する側の家族がまだ働き盛りで仕事をしているということも少なくはありません。介護をしていく上で介護と仕事の両立はできるのかという悩みや質問は多数よせられているのですが、それだけその悩みを抱えている人が多いのです。ここでは介護と仕事の両立についての質問を紹介していきます。

介護をしながら働いている人は多いですか?

介護をしながら働いている人は40代以上に多く、現在259万人の人が介護と仕事の両立をしていることがわかっています。わかりやすくいえば15人に1人の割合ですから、介護と仕事を両立させている人は多いことがわかります。そして男女比率を見てみると男性が45パーセント、女性が55パーセントとなっているので、男性でも仕事と両立させて介護をしている人が少なくなりことがわかります。

共働き世帯ですが、お互いの両親に介護が必要になったらどうしたらいいですか?

共働き世帯が現在は増えていますが、夫の親も妻の親も介護が必要になるということも今後はもっとありえることで増えていくと思われます。高齢者の親を持つ男女で仕事をお互い抱えていれば当然のことですが、その場合、夫の親は夫の身内が見て、妻の親は妻の身内が介護するという傾向が大半です。

介護と仕事の両立ができない人もいますか?

最初は介護と仕事の両立をしていた人も大変になってくにつれて仕事を辞めてしまうケースがあります。しかしそうなると体的には楽なのですが次に新たな問題が出てきます。その問題は収入です。仕事をやめれば時間ができて介護に専念できますが収入がたたれてしまいますので経済的負担は大きいのです。

仕事と介護の両立をするためのコツはありますか?

仕事と介護を両立させるためのコツ、それは介護をしなければいけなくなったときに、一人ですべてを抱え込もうとしないことです。そして介護をしなければいけなくなる前から、いろいろと情報収集をして、前もって介護に備えておくことが大事です。事前に備えておくことと、一人で抱え込まないことだけでもかなり仕事と介護の両立が楽になります。

仕事と介護が両立できる制度はありますか?

仕事と介護を両立させるための制度は会社によってはあるかもしれません。会社に義務付けられている制度としては、介護休業が1回93日、介護休暇が年に5日になっています。また時間外労働や深夜業の制限などもありますので、会社に聞いてみるといいでしょう。