ケアクラーク技能認定試験

試験概要

ケアクラーク技能認定試験は、一般財団法人日本医療教育財団が主催する介護事務を行う人材のための資格です。

資格は民間資格なので取得が必須となるような業務はないのですが、資格試験においては介護の現場で必須となる介護保険の計算方法が学ぶこととなっているため、資格取得をすることにより一定の能力があることを就職先に示すことができるようになります。

介護事務の仕事は女性に人気の職種となっていますが、その業務につくためにとっておきたい資格の一つとして広く受験をされています。

ケアクラーク技能認定試験の特徴は単に介護報酬の計算方法だけを学ぶのではなく、実際に介護事務の仕事についた時に必要となる介護と福祉の現場で必要となる知識を全体的に試験するということです。

資格取得までの主なルート

ケアクラーク技能認定試験は民間資格なので、特に受験のために必要となる学歴や経験などはありません。

試験回数も多く年に6回が開催されており、4月・6月・8月・10月・12月・2月とそれぞれ自分の都合にあったスケジュールで受験をしていくことができます。

試験会場は各都道府県にある公共施設となっているので、受験を希望する人は早めに申し込むとともに各都道府県での過去の試験地を確認しておくようにしましょう。

試験は学科と実技とに分かれており、それぞれ介護の実務に関する知識と実際に介護報酬を行うと想定した場合の書類作成を行っていくことになります。

合格ラインは試験問題の70%以上となっていますが、試験そのものは決して難しいものではなく受験者の約60~70%くらいは合格することができています。

かといって全く勉強しなくてもすぐに合格できるような試験でもないので、きちんとスケジュールを組んで学習を進めていくことをおすすめします。

資格取得後の主な進路

ケアクラーク技能認定試験合格あとに就くことができる仕事としては、やはり実際に介護業務を行う企業全般ということになります。

現行の制度では、認定を受けた介護事業所は利用者に対して行った介護サービス料のうち9割を自治体から国に請求できるものとなっています。

そのための計算を行うのが介護事務、ケアクラーク技能認定試験合格者となるので、就職先はかなり幅広いところということになるでしょう。

介護関連の仕事での事務職を検索していけば、介護事務系の資格所有者という条件がついていることがよくあるので、そうしたところで仕事を探していきます。