家に家族がいるのにもかかわらず親や身内の介護をしないことは悪いことではありません。そのように感じている人はまだいいかもしれませんね。現代はそれぞれの家庭がそれぞれの動きをしており核家族化も深刻化していることもあり、親の介護が必要になったときにすぐに親の元に戻れる子供の世帯が少ないこと、そしてまだ子供も働き盛りで、昔は嫁が家にいたので介護をすることができることもありましたが、今は共働き家庭が多いことから親の介護が必要になってもすぐに嫁が仕事をやめて介護に専念すると言うことは難しくなりました。そこで家で介護をしないで施設に預けることができればと考える人も増えており、その需要が高まっているために介護施設もたくさんできたわけですが、そんな中で介護が必要になれば預けるのが当たり前と思っている人もいれば、質問者さんのように、介護を自分たちでしないことが悪いことかもしれないと罪悪感を感じている人もいますが、今の時代はできない人のほうが多いのです。
介護が必要になった人がいる場合、家で介護をすることが一番だとは言い切れません。介護の度合いにもよりますし本人の意志もあります。人によっては家族に迷惑をかけて気を使いながら家で生活をするくらいなら、割り切って施設で介護してもらっているほうが幾分精神的にも楽だし、そして施設なら介護を受ける人に優しい設計になっていることもあり、介護施設にいたほうがいいと考える人もいるからです。本人が家で介護を受けたいと思っていても家族が完璧な介護をしてあげられないこともありますので、その場合も家よりも施設のほうがいいこともあります。
家で介護をするメリットは、やはり家族、身内が介護しますので、施設ではいいづらいことなども介護を受けるにあたっていいやすいメリットがありますし、大事な家族と一緒に住み慣れた家で暮らすことができるのは精神的な寂しさはないのではないでしょうか。
施設で介護を受けるメリットは、施設ですので介護のプロが介護してくれますから、家で介護を受けているよりも、プロのスムーズな介護を受けることができるので快適に生活できるメリットがあります。しかも施設は介護を受ける人にとって優しい設計になっているので、すごしやすいのも特徴です。
家で受ける介護のデメリットはお互い介護に慣れていないもの同士が介護をしますので、快適に介護が受けられるとはいいがたいこともありますし、介護は思った以上に大変で、壮絶な介護になることもあります。施設のデメリットはお金もかかりますし、他人に介護してもらうことに抵抗がある人も多いでしょう。
@ 2014 介護のお悩み110番